なぜ有馬記念には徹夜組がでるのか?

競馬ファンに最も人気な有馬記念

有馬記念は日本中央競馬会の一大イベントとも言えるG1レースで、毎年暮れに開催されるグランプリレースです。
このレースが盛り上がる理由の一つが、出走馬がファン投票で決定するという点です。体調などですべての投票上位馬が出走してくるわけではないのですが、ファンが楽しみにする大一番ということで、人気馬を管理する関係者も極力出走させる努力をしますので、非常に魅力的なメンバーが揃います。

また、有馬記念は年末に馬券で儲けようと考え、多くの人が勝負をかけます。
馬券を的中させて新年を迎えることは競馬ファンにとっては非常に嬉しいものですので、毎年暮れのこのレースを楽しみにするのです。また、来場するファンも力が入ります。
徹夜組も当然出るのですが、この徹夜組の先頭は有馬記念の1週間くらい前から並んでいるのです。
徹夜組のファンの狙う場所は、ゴール前の最前列か、パドックの一番いい場所をとることです。
毎年この有馬記念を特等席で観戦しないと年を越せないと思っている競馬ファンも多く、開催される中山競馬場は開催当日は非常に盛り上がります。

有馬記念はそういったファンの期待にこたえる名レースを過去に何度も行ってきました。名馬が集まるレースですが、各馬が参戦してくる家庭が様々なので、馬券的に荒れることも多いのです。古馬の場合、秋の中距離路線のG1は2000メートルの天皇賞、2400メートルのジャパンカップが10月と11月に行われています。
また、3歳馬が出走してきた場合、10月の3000メートルの菊花賞からの参戦もあります。

その他ではマイル路線で好走した馬や、牝馬、長期休養明けの馬の参戦もあります。人気になる馬は天皇賞秋、ジャパンカップで好走した馬が多いですが、こういった人気馬はG1好走の反動が出て、有馬記念で人気にこたえられないことも多いです。
人気馬が期待を裏切ると人気のない馬が好走する訳ですが、人気のない馬の好走パターンも様々です。
印象深いものとしては、1991年に人気馬のメジロマックィーンを差し切って単勝万馬券を演出したダイユウサクや、1992年に他馬を大きく離して逃げ、そのまま逃げ切ったメジロパーマーなどがあります。
有馬記念は普段馬券を購入しないファンも多く馬券を買いますが、人気のない馬が好走すると、改めて競馬の面白さや怖さも痛感します。
同時に奥深さも感じ、それをきっかけにさらに競馬が好きになっていくのです。