有馬記念の魅力について語りつくす

競馬ファンに最も人気な有馬記念

有馬記念は、中山競馬場において12月末に芝2500mで行われるG1レースであり、1956年に第1回が行われて以来半世紀以上にわたり、中央競馬1年間の総決算的な位置づけとして実施されます。
6月末に行われる春のグランプリ、G1宝塚記念と同様に、出走してほしい馬がファン投票によって選ばれ、まさにファンの夢をのせて馬がターフを駆け巡る様を観戦することができ、夢のグランプリとしての魅力を持っています。
実際に、1996年には馬券売り上げが875億円を記録し、ギネス世界記録に認定登録されたほどです。

有馬記念はまた、名馬と呼ばれる馬達が数えきれないほどの名勝負を繰り広げたレースとしても魅力があります。皐月賞、ダービーといったクラシックを戦ってきた馬達と、歴戦の古馬達が激突するという側面。また、タフな牡馬達に混じって奮闘する牝馬達の活躍といった側面も魅力となっています。
次に、有馬記念の魅力の一つともなっている、過去の名勝負、名レースを簡単に振り返りましょう。1977年の第22回レースでは、ライバルと目された2頭の壮絶なマッチレースとなりました。8頭立てながら、スタート直後から他の出走馬など全く眼中になく、その2頭が先頭にたち抜きつ抜かれつのデッドヒート。

ゴールの瞬間までどちらが勝ったか分からないレースとなったのです。
1990年の第35回レースは、スターホースの引退レースということもあり、中山競馬場に17万を超える観客が来場、1着でゴールを駆け抜けた瞬間大コールが起こるなど、競馬ブームの最盛期とも呼ばれた時期でした。
1993年の第38回レースは1年ぶりの復活劇がファンをうならせました。
前年の有馬記念以来レースに全く出走できず、1年ぶりに出走したこのレースでまさかの1着入線を果たし、競馬ファンの間では奇跡の復活と称されいまだに語り草となっています。
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2005年の第50回レースは、3歳クラシック3冠を無敗で手に入れたスーパーホースがその勢いを持って出走、2着に敗れるものの、翌2006年の有馬記念ではリベンジで1着となりそのまま引退、まさにドラマチックな2年間を演出しました。
2008年の第53回レースでは、当時女傑と呼ばれた牝馬がその強力な先行力を持って1着でゴールを駆け抜け、37年ぶり4頭目の牝馬によるグランプリ制覇を成し遂げたのです。
以上見てきたように有馬記念は、過去の名勝負にも大いに魅力があり、競馬ファンにとって欠かせないレースとなっているのです。