有馬記念の出走馬はどうやって決まる?

競馬ファンに最も人気な有馬記念

有馬記念の出走馬に限らず、G1レースでは出走馬の決定順が決められており、それに沿って出走馬が決まっていきます。
2歳G1では外国馬が最優先され、3歳G1ではトライアルレースなど優先出走権を得た馬、他のレースではレーティングが最優先されます。
その中で、有馬記念と宝塚記念はファン投票の結果が優先されます。有馬記念では、開催の1か月ほど前から、どの馬をこのレースで見たいかというファン投票が行われます。
対象となるのは3歳以上の牡馬牝馬セン馬すべてで、ファン投票の得票数の多い上位10頭に出走の権利が与えられます。
例年、10位までの馬がすべて出るということはなく、有馬記念への出走を希望する馬の中で上位10頭が対象となります。
つまり、順位としては20位や30位であったとしても、それよりも上位の馬が出走の回避を表明する場合もあるため、それが可能になります。

ファン投票で上位10頭が決定すると、その次に優先されるのが外国馬です。
今までの歴史で、外国馬によるこのレースへの出走こそないものの、登録を行い、このレースへの出走を真剣に検討する外国馬陣営が現れるなど、香港で行われる国際競走やジャパンカップの結果いかんによっては、外国馬による有馬記念への出走の可能性が考えられ、年々高まっています。
そして、残りの枠に賞金の多い馬があてられるようになります。

有馬記念はフルゲート16頭であるため、ファン投票上位10頭を除けば、6頭が賞金による出走を果たすことになり、外国馬が参戦を表明すれば、その分だけ枠が減らされることになります。
それだけ狭き門となるため、毎年賞金順による出走を果たすため、前哨戦ともいえる重賞に100%の状態でチャレンジし、そこで勝って有馬記念に出る馬、有馬記念の前の週のオープンレースに出走し、そこで勝って賞金を積み連闘で本番に臨む馬など、1年の総決算ともいえるグランプリに出たい陣営が出てきます。

近年は天皇賞秋、ジャパンカップで年内の出走を終える馬が増えており、有馬記念は若干軽視され、以前に比べればある程度の賞金を積んでいれば出ることのできるレースとなっています。
ただ、天皇賞秋、ジャパンカップと連勝した馬が、ボーナスを賭けて出走し、勝ちに行くケースもあり、盛り上がることは間違いありません。
出走枠の公開抽選など今までの競馬界ではなかった試みが、有馬記念という舞台で見ることができるようになっています。